4c

ABOUT

4c(4 the Climbing, 4 the Climber / クライミングの為の、クライマーの為に)

“街と岩のあいだ”をブランドコンセプトに、クライマーの岩と街で暮らす時間を考えたurban climbing styleを表現する。
クライミングの為の機能性と都会的なミニマムデザインを兼ね備えながら、作る者と着る者を繋げるオーダーメイドシステムを採用し、一人一人の物語を作り上げます。

4cのデザインコンセプトは、Simple & Multipurpose(シンプルで多用途)。

世の中には本当にたくさんの洋服やデザインが溢れています。そんな中でなぜ4cをデザインするのか、なぜ4cを着るのか、といった自問と回答の責任をデザイナーは担うべきだと考えています。本当に今必要なモノは何のか、と。

4cのクライミングパンツは、一般的なアパレルデザイン、ファッションデザインとは異なり、その一過性の流れのスピードには一切乗らず、一つのデザイン “TYPE” を徹底的に洗練していく作業です。必要な要素のみを残し、余計なものは削ぎ落とす。その過程がシンプルなデザインと研ぎ澄まされる精神につながっていくと考えています。シンプルは決して簡単、単純ではないのです。

また、そこで完成される一本のクライミングパンツは、“街と岩のあいだ”がテーマにある様に、ロッククライミングだけでなく、僕らの日常的な街での暮らしにも活躍してくれるデザインでなければいけません。登ることだけを考えれば、全く違うデザインのパンツを作ることも出来るのかもしれません。実際、多くのクライミングウェアメーカーも徹底的に考えられた高機能なウェアを作っています。ですのでそれは、僕の仕事ではありません。

4cのデザインは、岩場で真剣にクライミングする時間はもちろん、チョークを払い落とし、大切な誰かと街歩きする時間にまで履いていられるものにしたいのです。

もう一つ大切なこと、Fun(デザインを楽しむこと)。

4cのデザイン “TYPE” は僕が出したクライミングパンツの一つの答えであり、カタチだと思っています。しかしそれはお客さん一人一人にとってベストであるとは限りません。そこで、お客様のアイディアや思いを乗せることで4cを完成させる、オーダーシステムを採用しています。

作る者と着る者との間に起こるコミュニケーションと、実際に着用を重ねる事でそのデザインは完成するのです。
この4cをデザインする過程や、完成までの時間までも、皆さんに楽しんでもらえたら幸いです。

デザイナー 原 心平

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