Ready-made product “NO BORDER” Mix Cargo Pants
2025.07.04

“NO BORDER” collection
《Narrative》
この世界は、様々な境界線で溢れているのかもしれない。
国家、宗教、人種、思想、自由、そして愛。その間には、無数の色と無限のグラデーションが広がっている。
境界線とは、本来、差異を理解するための輪郭だった。けれど、いつしかそれは「超えてはならない線」となり、境界をめぐる争いが世界を覆っていった。
私たちは対立の為の戦闘服を脱ぎ、曖昧で、揺らぎを含んだ、平和を願うデザインを纏おう。
「NO BORDER」とは、線を消すことでなく、輪郭を柔らかくし、その上に立ち、対話し、共に生きること。
クライミングの世界でも、社会でも、私たちは“色のあいだ”を生きる存在として、境界を超えていく感覚を、デザインを通して形にしたい。
《Design 》
50年代、ヨセミテでのクライミングシーンの写真を見てみると、ウォーレンハーディングをはじめとした多くのクライマーが、カーゴパンツなどのミリタリーウェアを身に纏っていた。
またその他の地域でも同様に、丈夫で機能的なウェアとして、主に大戦後の時代においてはアルパインクライミングの領域でもミリタリーウェアは重宝されていた。
その中から象徴的なウェアの一つであり、また今日のファッションにおいても様々な形でデザインされている「カーゴパンツ」を再解釈することから始めた。

私たちは、様々な国、年代ごとのカーゴパンツを調べ、形や細かなディテール、またそこで使われてきたファブリックも紐解きました。
そして、カーゴパンツのデザイン全体像として、どこか特定の国や年代を表すことから離れ、研究の中で見てきた全てをMixしたデザインとして表現します。



《Fabrics,Details》
使用している生地は3種類をMixしてパンツを構築しています。それぞれの生地は全て当時使われていた生地を再現する為に作られたリプロ生地で、全て日本製の生地を使用しています。
前見頃にヘリンボーンツイル、後ろ見頃とベルトにはジャングルファティーグリップストップ、ポケットと膝にバックサテン。全て綿100%の組成で、高い耐久性と耐摩耗性があります。またスレン染めで作られた生地なので、堅牢度が高く色落ちなどの経年変化も長期間にわたって楽しめるので、長く着用するのにも最適な生地の組み合わせとなります。



“NO BORDER” Mix Cargo Pants
cotton 100%、S,M,L 3size展開
¥31,900(tax in)
☆2025.7.31までオーダー受付中、お届けは9月末頃を予定しています。




